2020/05/22 株が全然下がらない。

しんどい。損失がどんどん膨らんでいき不安でたまらない。ただでさえ鬱っぽいのに、余計気が重い。考え出したら不安でイライラして心拍数が上がり手に汗握り、市場が開いている昼間は気もそぞろでとても他ごとなんか集中していられない。信用空売りの含み損失がとうとう全部で70万を超えた。ダブルインバースETFの含み損が50万。ここで損切りするわけにいかない。この先必ず下がるに決まっているのだ。どこかで下がる。しかし、それがいつかわからない。

日経平均が年初の24,000円から20,000円付近まで落ちた3月頭頃に本格的にコロナショックが始まったと判断して売りを入れることにした。20,000円を割ったときに「もう今年中に20,000円を見ることはないだろう」と予想してそこからの急落は見立て通りだった。過去のバブル崩壊リーマンショックを考えれば1年〜2年は下がり続ける。しかも今回はただの不況ではない。コロナで世界は一変する。ワクチンの開発、実用化までに1年はかかりそうだ。それまで収束はほぼ不可能。インバウンド需要がこの先1年はほぼゼロになるはず。オリンピックも中止にせざるを得ないだろう。営業を継続する業種でもサービス業などは人をたくさん詰めて従来と同じ方法で効率よく商売を行うのは無理。業績の悪化は避けられない。需要がなくなる航空、旅行、密が避けられないライブハウス、ジム、カラオケ等、業態によっては会社の存続も危ぶまれる状況だ。業態を転換するにしても時間がかかる。それまで売上がなくとも削れないコストは出続け、資金繰りは悪化する。売りにかける方が堅い。日本経済の悪化を願うわけでは決してないが、現実を捉えるべきだ。そして資産を守らねばならない。持株の大半が既に含み損に変わっていたがここからさらに下がるのは確実だろう。損失を回避し、そして下がりきったところで買い直せば今度は放っておくだけで大儲けできるはずだ。10年に一度のチャンスだ。持株を処分しつつ、航空、旅行、百貨店、レジャー、外食セクタを中心に空売りを入れた。

最初は、コロナ前の持株の損切を上回る利益が簡単に出た。3月19日の日経平均16,358円を境に上がり始めたときは短期的に戻してもすぐにまた暴落するだろうと思った。空売りの含み益は4月3日に最大60万円を超えた。だがそこからNKはどんどん上がり始めた。4月、緊急事態宣言が出て営業自粛が広まった。売上を断たれる会社が増えた。しかしなぜか上がった。4月にはNK20,000円をあっさり回復した。5月に入ればセルインメイで下がり始めるはずだ。連休明けには下がるはずだ。実体経済は悪くなってるんだから絶対下がるはずだ、さすがに3月決算の数字が出てきたら下がるだろ、と信じてインバと空売り持ち続けてきたがコロナバブルで上げ続ける気配。そして5月も20日を過ぎた。まだまだ上がり続けるのかもしれない。

おかしい。どう考えても上がるはずのない株が上がり続けている。3月に考えた俺の世界情勢の見立ては大筋で間違っていないはずだ。しかし、実態経済に反して株価は上がり続けている。日銀が異次元のETF買い入れを行っているせいだ。無理やり上げたってどこかで暴落するに決まっている。理由なく踏み上げで上がった株も必ずどこかで下がる。経験上、損切したらそこでおしまいだが、再び利益に転じるときが来る。過去に撤退した空売りもその後全て下がっている。それまで待つべきだ。空売りの含み損100万円までは耐えられるつもりでいたが、70万を超えてきて、このまま100万円を超えてしまったらどうしたらいいのか。追証を入れる必要も出てくる。そこで退場することになったら最悪だ。損切りしようかな。で決済すると次の日から逆に動き出すんだよな。

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5/19フィスコ配信より


ああ、俺は馬鹿だ。こんなはずじゃなかった。年初から未確定分を含め時価で200万円減らしてしまった。下落局面で利益を出して心の余裕を作るはすだったのに、全部裏目に出てズタボロだ。10年以上株式投資をしているがずっとマイナスでやっと年初に投資金額まで戻したところだったのに。最近は毎日これだけの時間を費やしていて、結局損しかしていない。壊滅的に向いてないわ。

特にまだ上がるリスクの高そうな株を選んで損切りした。だが正直もうわからない。全部上がっていきそうな気がする。だが買い戻した途端下がり始める可能性も十分ある。とりあえず今日の損切りは10万弱。だが未確定の損はまた膨らんで70万円。全然減っていない。